一滴の水平線|曲と歌詞
Aug 10, 2026
一滴の水平線
2026年8月6日
この曲は、自分の声をAIの中へ渡してみたとき、外から返ってきた歌声の奥に、自分でも知らなかった内側の広がりを見つけたことから書きました。
今回は、Sunoの「Voices」で自分の声を録音し、AIが生成する楽曲へその声を反映させてみました。最初は、どこまで自分の声に近づくのかを確かめる実験のつもりでした。けれど書きながら気づいたのは、似ているかどうかより、声をいったん外へ出したことで、自分の内側にあったものを少し離れた場所から聞き直せたということです。AIとの共同制作で私が大切にしているのも、頭の中にあるものを先に外へ出し、そこから輪郭を見直すことです。今回は、その対象が言葉ではなく、自分の声でした。
音は、夜明け前の群青から始め、揺れる波のような不均衡を残しながら、内と外の水平線が重なるところで、まっすぐな流れへ開くようにしました。大きく満ちるのは最後に一度だけで、そのあとは、ピアノとギターの温度へ静かに戻しています。
歌詞
群青の水面に
まだ名前のない朝
まつげの先で
一滴 揺れている
まだ名前のない朝
まつげの先で
一滴 揺れている
遠い灯りを
数えるたびに
沖は静かに
ほどけていく
潮の音より
小さな息
海はあまりに
広すぎるから
届かないままの
水平線へ
私は岸辺の
薄い泡だと
数えるたびに
沖は静かに
ほどけていく
潮の音より
小さな息
海はあまりに
広すぎるから
届かないままの
水平線へ
私は岸辺の
薄い泡だと
寄せて 退く
水際のように
胸がゆっくり
満ちて 空く
薄明の端が
雫に触れる
奥で小さな
波紋が鳴る
水際のように
胸がゆっくり
満ちて 空く
薄明の端が
雫に触れる
奥で小さな
波紋が鳴る
私の内にも
水平線がある
一滴の奥で
空がひらく
遠い海と
同じ波が鳴る
小さなままで
深みを抱いて
朝の気配が
頬を渡る
海の中で
息をしている
水平線がある
一滴の奥で
空がひらく
遠い海と
同じ波が鳴る
小さなままで
深みを抱いて
朝の気配が
頬を渡る
海の中で
息をしている
内なる海
朝が滲む
朝が滲む
沈んだ貝殻
指で撫でれば
言えなかった日々が
塩をほどいた
笑った午後も
泣いた夜更けも
底の砂粒に
混じっている
掌をひらく
その隙間から
小さな輪が
沖へ向かう
指で撫でれば
言えなかった日々が
塩をほどいた
笑った午後も
泣いた夜更けも
底の砂粒に
混じっている
掌をひらく
その隙間から
小さな輪が
沖へ向かう
寄せて 退く
まぶたの裏で
潮と呼吸が
同じ速さ
群青の雫
その中心へ
朝の細い線が
降りてくる
まぶたの裏で
潮と呼吸が
同じ速さ
群青の雫
その中心へ
朝の細い線が
降りてくる
海から雫へ
朝日は細く通っていた
隔てていたのは
輪郭だけだった
遠いと思った
あの水平線は
胸の奥にも
はじめから揺れていた
朝日は細く通っていた
隔てていたのは
輪郭だけだった
遠いと思った
あの水平線は
胸の奥にも
はじめから揺れていた
私の内にも
水平線がある
一滴の奥で
空がひらく
外の朝日と
ひとつに結ばれる
小さなままで
大海を抱く
ああ 同じ朝が
息づいている
金色の線が
海を結んで
私の内にも
水平線がある
還る場所なら
はじめからここに
水平線がある
一滴の奥で
空がひらく
外の朝日と
ひとつに結ばれる
小さなままで
大海を抱く
ああ 同じ朝が
息づいている
金色の線が
海を結んで
私の内にも
水平線がある
還る場所なら
はじめからここに
最後の音が
水面に落ちる
温かな群青へ
輪がひとつ
消えないほどの
淡い水平線
水面に落ちる
温かな群青へ
輪がひとつ
消えないほどの
淡い水平線
音楽は、AIと人の共同制作で作っています。ほかの曲は 音楽のページにまとめています。
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