QAILaboratory|AI活用ニュース【2026年2月8日〜14日号】
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📮 QAILaboratory|AI活用ニュース【2026年2月8日〜2月14日号】
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今週の結論: 企業向けAI一元管理や現場向け自動化ツールが登場し、社内AI活用の「自律化」が進む週でした。
経営者がやること:
①入力NG → 社内AIエージェント(Frontier等)に「連携させてはいけない社内データベース」を一覧にする(例:未公開の決算情報や人事評価データ)。
②OKライン → 非エンジニア向け自動化(Claude Cowork等)で作った業務フローを、「社内テスト運用のみOK」とするなど、実業務投入前の合格基準を決める。
③テスト質問 → ChatGPTの無料版に広告が表示されることを想定し、「業務中に無関係な広告リンクを踏まないか」を従業員に確認するためのテスト質問を用意する。
④ズレ修正手順+最終確認者 → 自動化AIが作成した顧客向け案内文は、「必ず営業部長が最終確認者として目視チェックしてから送信する」手順をルール化する。
読了目安: 3分

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こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
新しいAIモデルや自動化ツールが次々と発表され、「どれから手をつければいいのか」と悩まれることも多いと思います。ですが、すべてのツールを追う必要はありません。まずは自社のルールを先に決めれば、新しい技術が登場しても安心して現場に任せられます。今週も、「事故らない」ための設計のヒントをお届けします。
※今週のキーワード
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AIエージェント(Frontier等)=都度指示しなくても、自律的に複数の作業をこなすAI。便利ですが、社内データへのアクセス権限(どこまでが入力NGか)のルール決めが急務です。
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ノーコード自動化(Claude Cowork等)=現場の担当者が、専門知識なしで自分で作れるAI自動化ツール。「野良AI」の乱立を防ぐため、実務投入前のOKライン設定が重要になります。
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AIの広告表示(ChatGPT無料版)=無料版AIの画面に広告が出る仕様変更。業務中に無関係なリンクを踏むリスクがあるため、利用ルールの再周知やテスト質問での意識確認が求められます。
📰 今週のAIニュース
1. 【企業向けAI管理】OpenAI「Frontier」ローンチ
何が起きた? 企業が自社用やサードパーティ製のAIエージェントを構築・接続・管理できるプラットフォーム「OpenAI Frontier」がローンチされ、エージェントがシステムにアクセスする権限も拡大しました。(出典:AI Valley, Superpower Daily)
経営者への示唆
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複数のAIツールをまたいだ業務の代行が可能になり、ルールの統一管理がしやすくなります。
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一方で、社内システムへのアクセス権限をどこまでAIに与えるか、慎重な設計が求められます。
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まずは影響の少ない一部の部署で、アクセス範囲を限定して試す「安心設計」から始めましょう。
今日のチェック項目
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□ 入力NG: 新しいエージェント管理ツールに「連携を許可しない社内システム」(例:経理システム、人事DB)を明確に定めたか?
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□ OKライン: エージェントが自動処理してよい業務(例:社内Q&Aの回答)と、ダメな業務(例:見積書の最終発行)の境界となる合格基準を切り分けたか?
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□ ズレ修正手順: エージェントが誤った社内案内を出した場合、誰がログを確認し、どう修正をかけるかの手順を決めたか?
2. 【現場主導の自動化】Anthropic「Claude Cowork」公開
何が起きた? Anthropicから、コーディング知識がなくてもワークフローを自動化できる環境「Claude Cowork」と、11の役割別オープンソースプラグインが公開されました。(出典:Grace Leung)
経営者への示唆
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現場の担当者自身が、自分の業務に合わせたAI自動化ツールを手軽に作れるようになります。
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属人化や「野良AIツール」の乱立を防ぐため、個人単位ではなくチーム単位での運用設計が重要です。
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作成した自動化フローは、いきなり顧客対応に使わず、まずは社内業務でテストして安全を確認してください。
今日のチェック項目
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□ テスト質問: 現場が作った自動化フローに対し、「想定外のフォーマットのデータ」を入力して、エラーで止まるか(暴走しないか)事前に確認したか?
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□ 最終確認者: 「Claude Cowork」等で作成された新しい自動化フローを現場に導入する際、承認を出す最終確認者(部門長など)を決めたか?
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□ OKライン: 現場で作った自動化ツールが「1ヶ月間エラーなく動いたか」など、本稼働への移行に向けた明確な合格基準を設定したか?
3. 【業務利用の注意点】ChatGPT無料版等への広告導入開始
何が起きた? ChatGPTの無料版および「Go」プランの米国ユーザー向けに、公式に広告のテスト導入が開始されました。(出典:AI Valley, The Rundown AI)
経営者への示唆
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従業員が個人の無料アカウントで業務を行っている場合、意図しない広告リンクのクリックから予期せぬトラブルにつながる可能性があります。
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会社として、入力データが学習されない法人向けプランへの移行を検討する良いタイミングです。
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まずは社内で「誰がどのプランのAIを使っているか」を把握することから始めましょう。
今日のチェック項目
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□ 入力NG: 無料版のAIツールを使用している従業員に対し、顧客名簿や機密情報を入力NGとするルールを改めて周知したか?
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□ ズレ修正手順: 誤って無料版AIに機密情報を入力してしまった場合の、社内への報告ルートと対処手順を明確にしたか?
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□ テスト質問: 従業員に「もしAI画面に業務に関係ありそうな広告が出たらどうするか」というテスト質問を投げかけ、セキュリティ意識を確認したか?
📎 今週のその他のニュース
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Googleの研究用AIエージェントフレームワーク「PaperBanana」発表(詳細リンク)→ 研究開発・技術部門は要注目
💡 今週の一歩
今週のニュースを「へぇ」で終わらせないために、1つだけアクションを。
製造業の方: エージェントに図面や原価を読み込ませないよう、現場向けの「入力NGリスト」を1枚の紙にまとめて掲示板に貼る。
DX推進・後継者の方: 非エンジニア向けツールで作った自動化フローを管理するため、各部署の「AI試用状況」を棚卸しし、優先的にテストする業務を2つに絞る。
サービス業・営業職の方: AIエージェントが作成した顧客向け案内文が勝手に送信されないよう、「営業部長の最終確認」を必須とするズレ修正手順のルールを1つ決める。
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「AIを使う前に、何を決めておけばいいかわからない…」
そんな方のために、QAIが実際の支援で使っている運用ルールのひな形を無料で配布しています。ダウンロードできるもの:
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入力NGリスト
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OKラインチェックリスト
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テスト質問セット
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ズレ修正手順シート
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P.S.
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AIが効く業務の優先順位(2〜3業務)
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30日後ゴールと90日ロードマップ
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業務別チェックリスト
料金: 33,000円(税込|税抜30,000円)
形式: オンライン90分
検収: 30日検収。条件は事前に明文化します
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QAILaboratory 代表 鳴海
「AIで事故らない」運用設計の専門家。
製造業・小売業・サービス業などのAI導入を支援。30日で土台・90日で定着。検収条件は事前に明文化します。
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