QAILaboratory|「最強モデル」が入れ替わっても、急いで乗り換えなくていいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
先週、中国のMoonshot AIが、オープンウェイトの大規模モデル「Kimi K3」を公表しました。フロントエンド開発を競うアリーナで、これまで上位だったClaude Fable 5を抜いて首位に立ちました。重みの一般公開は7月27日が予定されています。
最強のモデルが入れ替わった、という見出しを見ると、乗り換えを急がなければ、という気になります。ただ、順位が動いたことと、それがあなたの仕事に合うかどうかは、別の話だと思います。
■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ
目を留めておいてよいと思うのは、個別の順位よりも、オープンなモデルが実務で使える水準に並び始めた、という潮目のほうです。これまでは「公開されているモデルは、いつも一歩遅れる」というのが暗黙の前提でした。その前提がひとつ崩れたことは、長い目で見ると効いてきます。特定...
QAILaboratory|AIに「大丈夫です」と言われて、安心していた話
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
彼女は、小さなヨガスタジオを一人で切り盛りしている。生徒の予約は、数年前に自分で作ったフォームで受け付けていた。その日の夕方、電車の中でスマホを眺めていると、あるニュース記事が目に留まった。海外のセキュリティ研究者が、AIを使ってチケット販売サイトの弱点を見つけたという。悪用すれば、無料でチケットを発行できたかもしれない、という話だった。彼女は画面をスクロールする手を止め、ふと自分の予約フォームのことを思い出した。
半年ほど前、忙しさに追われる中で、AIに一度だけ聞いたことがあった。「このフォーム、セキュリティ的に危ないところはないか見てもらえますか」と。返ってきた答えは、落ち着いた文章で、「特に大きな問題は見当たりません」というものだった。その言葉を読んで、彼女は肩の力が抜けたのを覚えている。以来、そのことは考えないようにしていた...
QAILaboratory|海外の大型AI導入、ほとんどは真似しなくていいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
今週、BCGの調査によれば、現場のホワイトカラー従業員の74%が週数回以上AIを使用しており、前年の51%から増加しました。同じ調査を伝えるWSJの記事では、企業が懐疑的な社員を後押しする「AIチャンピオン」という社内の推進役を置き始めている、と紹介されています。
海外の大企業がAIを大規模導入した、という見出しを見ると、自分の現場でも一気に規模を広げなければ遅れる、という気になります。ただ、今回の調査が示しているのは、規模の大きさよりも、現場の一人ひとりを後押しする地道な運用の方だったと思います。
■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ
目を留めておいてよいと思うのは、「AIチャンピオン」という発想そのものです。ソフトを配っただけでは現場は動かず、誰かが実際にやってみせて、隣の人を後押しする役目を担って初めて根づく。現場が動かな...
QAI Laboratory
返信