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QAILaboratory|値段の下がり方より、何回作るかのほうを見ています

Sep 16, 2026
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こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。

今週は、道具の値段が下がったことより、その仕事を何回作るのか、のほうを先に見ています。

DeepSeekが、モデルの中身の数値まで誰でも入手できる形にしたV4.1-Flashを出しました。同社の発表では、価格は、AIが読み書きする文字のかたまり(トークン)100万個あたり0.15ドルと0.60ドルで、上位のV4-Proのおよそ4分の1の単価にあたります。第三者の評価機関Artificial Analysisの総合指数では40点で、最上位の一群には届いていないとされています。

値段が下がったなら、乗り換えたほうが得だ。そう見えるところですが、月額の差より先に効いてくるのは、いま自分がやっている仕事を移し替えるのにかかる時間のほうです。

■ 道具に慣れる時間は、繰り返し作るものにだけ払う

目を留めておくとよいのは、価格そのものより、その仕事を月に何回作るか、のほうです。年に一度しか作らないものに新しい道具の作法を覚えても、覚え直したころには次が一年後になります。

候補を挙げるときは、その仕事をAIにやらせられるかどうかではなく、過去一週間に実際に何回発生したか、から見ると外しにくくなります。回数と、一回あたりにかかっている時間。この二つが分かれば、道具を覚える時間を払う相手かどうかは、だいたい決まります。

この号を書くにあたって、当週に名前の挙がった六つの道具を、値段・評価の点数・無料枠の有無だけで一覧にしてみました。並べて分かったのは、どれを選ぶかの決め手が一覧の中にはない、ということでした。決め手は自分の側の回数にあります。

■ 価格改定と順位表は、今週も追わなくて大丈夫です

追わなくていいのは、価格改定と評価指数の順位のほうです。今週も、Cognitionが、プログラムを書く仕事の一部の評価で上位モデルに並びながらコストは64%低いと発表し、Metaは常時動く個人向けの代行役を月20ドルと100ドルで出しています。どちらの数字も、来月には別の数字に置き換わります。

数字が動いても、自分の仕事の回数は動きません。同じ資料を毎月作っているなら、その事実のほうが、今週出た単価より長く効きます。

新しい名前を覚えるのは、覚えた先に繰り返しがあるときだけでよいと思っています。

■ 決めるなら、今月2回以上作ったものを一つだけ型にする

決めるなら、この一か月で2回以上作ったものを一つ選び、それだけを型にすることです。定例の報告、見積の説明文、面談の記録。二度目を作ったときに「前と同じことをしている」と感じたものが候補になります。

型にするというのは、道具を増やすことではありません。次に同じものを作るとき、白紙から始めずに済む状態にしておくことです。確かめ方は一つで、次回それを作るときに、前回の形を呼び出すところから始められたかどうか。呼び出せなければ、まだ型になっていません。

道具の値段は、これからも下がっていくのだと思います。下がるたびに選び直さずに済むのは、選ぶ基準が自分の回数の側にあるときだけかもしれません。

QAILaboratory

代表 鳴海貴慶

HP https://qailaboratory.narumitakayoshi.com

ブログ https://www.narumitakayoshi.com/blog/

LinkedIn https://www.linkedin.com/in/takayoshi-narumi-9869a527a/

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