QAILaboratory|海外企業のAI活用、真似すべきは仕組みのほうですか、規模のほうですか
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
先週、AnthropicとBlackstoneが、次に大きく育つAI事業は基盤モデルそのものではなく、それを現場に組み込む「実装」の側だ、という見方を示しました。あわせてAnthropicのボリス・チェルニーは、AIに毎回推測させるのではなく、社内の決まりごとをコードやドキュメントに直接書き込む企業が増えている、と説明しています。
海外の大企業が大規模にAIを入れた、という話を見ると、同じ規模を揃えないと遅れる、と焦ります。ただ、先週語られていたのは、規模の大きさではなく、現場に合わせた組み込みのほうだったと思います。
■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ
目を留めておいてよいと思うのは、「モデルより実装」という言葉の向きです。どの高性能なモデルを選ぶか、という話から、自分たちの決まりごとをどう残し、どう守らせるか、という話へ、...
QAILaboratory|画像ツールは「どれが一番か」より先に、決めておく一つがあります
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、ByteDanceが画像生成モデル「Seedream 5.0 Pro」を公開しました。完成した画像を、背景・人物・文字といった要素ごとのレイヤーに分解でき、そのままFigmaやPhotoshopで開ける形で出せるのが新しい点です。GPT Image 2、Google DeepMindのNano Banana Pro、Ideogramのv4と合わせると、主要な画像モデルは4つに用途が分かれてきました。どれが一番か、という見出しをよく見かけます。ただ、この問いはあまり役に立たないと考えています。それぞれ得意な仕事が違うので、一番を決めても、自分の用途に合うとは限らないからです。■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ目を留めておいてよいと思うのは、個別のモデル名よりも、「きれいな一枚」から「あとで直せる素材」へと、道具の性格が移り始...
QAILaboratory|「最強モデル」が入れ替わっても、急いで乗り換えなくていいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
先週、中国のMoonshot AIが、オープンウェイトの大規模モデル「Kimi K3」を公表しました。フロントエンド開発を競うアリーナで、これまで上位だったClaude Fable 5を抜いて首位に立ちました。重みの一般公開は7月27日が予定されています。
最強のモデルが入れ替わった、という見出しを見ると、乗り換えを急がなければ、という気になります。ただ、順位が動いたことと、それがあなたの仕事に合うかどうかは、別の話だと思います。
■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ
目を留めておいてよいと思うのは、個別の順位よりも、オープンなモデルが実務で使える水準に並び始めた、という潮目のほうです。これまでは「公開されているモデルは、いつも一歩遅れる」というのが暗黙の前提でした。その前提がひとつ崩れたことは、長い目で見ると効いてきます。特定...
QAI Laboratory
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