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QAILaboratory|記録を許可する前に、見せない画面のほうを決める

Aug 26, 2026
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こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。

今週、OpenAIがmacOS版アプリで「Computer History」というオプトインの機能を試験していることが分かりました。有効にすると、クリック、キー入力、そのとき前面にあるアプリが記録され、スクリーンショットを撮らなくても、以前の作業内容をChatGPTが参照できるようになります。

この手の話は、オプトインだから安心という側と、記録される時点で危ないという側に、きれいに割れがちです。私はどちらでもないと考えています。危ないかどうかは機能の側にはなく、自分がどの画面を開いたまま仕事をしているか、の側にあると見ています。

■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ

目を留めておくとよさそうなのは、道具が「賢くなる」方向だけでなく、「こちらを長く見ている」方向にも伸び始めた、という点だと考えています。これまでは、その都度こちらが貼り付けたり添付したりした範囲の中で、AIは仕事をしていました。延びるのは、渡す情報の量ではなく、渡している時間のほうです。この違いは小さく見えますが、判断の材料としては大きいと思っています。一度渡し始めたものは、こちらが意識しないうちに渡り続けるからです。

■ ほとんどは、追わなくて大丈夫

一方で、どのアプリがどこまで記録するのか、キー入力を取る方式と画面を撮る方式のどちらが優れているのか、他社が追随するのかどうか、といった比較は、追わなくて大丈夫だと思っています。仕様は数か月で変わりますし、比較表をいくら眺めても、自分の現場で見せてよい画面と見せない画面の線は決まりません。順番が逆だと考えています。線を先に決めておけば、どの道具が来ても同じ判断ができますし、次に似た機能が出てきたときに読む記事も一本で済みます。

■ もし決めるなら、ここだけ

もし一つだけ決めるなら、この種の記録機能を有効にする前に、「ここが映っているときは使わない」という画面を三つだけ書き出しておくことだと思います。顧客名が並んでいる一覧、未公開の見積、まだ社内で合意していない資料。三つで足ります。全部を渡したほうが賢くなる、とは限らないと考えています。関係するものだけを選んで渡したほうが、返ってくるものの精度も速さも上がる。見せない画面を決める作業は、守りの話に見えて、実は精度の話でもあると思っています。書き出したものは、機能を有効にする日まで机の端に置いておけば足ります。運用の文書にしなくても、判断は十分に速くなります。

機能をオンにするかどうかより、オンにする前に線を引いておくかどうかのほうが、あとで楽になるのではないかと考えています。

よろしければ、こちらから。AIに入力してよいもの・いけないもののライン、確認用の質問、ズレたときの直し方をまとめた4点セットです。

https://www.narumitakayoshi.com/pl/2148741973

QAILaboratory

代表 鳴海貴慶

HP https://qailaboratory.narumitakayoshi.com

ブログ https://www.narumitakayoshi.com/blog/

LinkedIn https://www.linkedin.com/in/takayoshi-narumi-9869a527a/

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