QAILaboratory|画像ツールは「どれが一番か」より先に、決めておく一つがあります
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。
今週、ByteDanceが画像生成モデル「Seedream 5.0 Pro」を公開しました。完成した画像を、背景・人物・文字といった要素ごとのレイヤーに分解でき、そのままFigmaやPhotoshopで開ける形で出せるのが新しい点です。GPT Image 2、Google DeepMindのNano Banana Pro、Ideogramのv4と合わせると、主要な画像モデルは4つに用途が分かれてきました。
どれが一番か、という見出しをよく見かけます。ただ、この問いはあまり役に立たないと考えています。それぞれ得意な仕事が違うので、一番を決めても、自分の用途に合うとは限らないからです。
■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ
目を留めておいてよいと思うのは、個別のモデル名よりも、「きれいな一枚」から「あとで直せる素材」へと、道具の性格が移り始めたことです。これまでの画像生成は、気に入らなければ作り直すしかない、一枚絵の作りでした。レイヤーに分解できると、見出しの文字だけ差し替える、人物の位置だけ動かす、といった部分的な修正が、あとから効きます。資料や販促物のように、何度も手を入れて仕上げる仕事をする人にとっては、この方向のほうが効いてくると思います。
■ ほとんどは、追わなくて大丈夫
一方で、4つのモデルをすべて試して優劣をつけること自体は、急いでやらなくてよいと考えています。どの道具にも、得意な領域と、無理をさせると崩れる領域があります。自分のタスクがそのどちらに近いかを見当づけてから選べば、たいていは外しません。全部を触って回ると、比べること自体が目的になって、肝心の制作が進まなくなりがちです。話題の多さと、自分に必要な数は、別物だと思います。
■ もし決めるなら、ここだけ
もし一つだけ決めるなら、自分が普段いちばん多く作る画像を一つ選び、それに合う道具を一つだけ決めることだと思います。文字の多い資料の図なのか、商品を実際の場面に置いた写真なのか、ポスターのようなデザインなのか。用途が決まれば、選ぶべき道具はかなり絞れます。文字が多いなら文字に強いもの、実物合わせなら合成に強いもの、と、得意域で選ぶ。一つに決めて使い込むほうが、4つを浅く触るより、確実に手が速くなります。道具を増やすより、相棒を一つ決める。今週はそちらをおすすめします。
道具選びで迷うときのために、研修・ツール・AI顧問・実装伴走の四つを、始めやすさや何が手元に残るかで見比べられるページを置いています。よろしければ、こちらから。
https://www.narumitakayoshi.com/compare-start
QAILaboratory
代表 鳴海貴慶
HP https://qailaboratory.narumitakayoshi.com
ブログ https://www.narumitakayoshi.com/blog/
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