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QAILaboratory|更新のお知らせが三つ並んだ朝に

Jul 29, 2026
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こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。

今週、GoogleがGemini 3.6 Flashを含む軽量の三モデルを公開しました。100万トークンの文脈長や、出力量を17%減らすといった効率面の改良が中心で、旗艦の3.5 Proはパートナー向けの試験段階に留まっています。

更新のお知らせが並ぶと、ひとつずつ触って確かめないと置いていかれる気がします。ただ、今週の中身を並べてみると、動いたのは速さと値段のほうで、できることの上限はあまり動いていないように見えます。数が多い週と、自分のやり方を変えるべき週は、重ならないことのほうが多いと思います。

■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ

目を留めておいてよいと思うのは、モデルの側ではなく、AnthropicとOpenAIがそれぞれ公開したプロンプトの手引きが、ほぼ同じところに落ちていたことです。長い手順を書き並べるのをやめて、良い結果の姿を先に渡すこと。「ここまでできていれば完了」という線を、文の最後に置くこと。なぜ頼んでいるのかという背景を一行添えること。確かめられたことだけを報告させ、できなかった部分は、推測で埋めずに、できなかったと書かせること。そして、どこまで勝手に進めてよいかを、動く前に決めておくこと。どれも特定のモデルの話ではないので、道具が入れ替わっても手元に残ります。競っている二社が同じ結論に着いたという事実のほうが、順位の入れ替わりよりも長く効くと思います。

■ ほとんどは、追わなくて大丈夫

一方で、バージョン番号の違い、毎秒何トークン出るか、指標で何位だったか、といった細部は追わなくて大丈夫だと考えています。速さは、待ち時間が仕事の邪魔になっているときだけ効く数字で、それ以外の場面では体感がほとんど変わりません。声で操作できるようになった、という更新も同じで、今の入力方法で困っていないなら、急いで乗り換える理由は見つかりません。新しい機能は「困っている人」に効くもので、困っていないうちに触ると、覚え直す手間だけが残ります。話題の数と、自分に必要な数は、別物だと思います。

■ もし決めるなら、ここだけ

もし一つだけ決めるなら、いちばんよく使っている依頼文を一つ開いて、末尾に一行足すことだと思います。「ここまでできていれば完了」と書く。書き直さずにそのまま出せる状態、根拠つきの推奨が一つ出ている状態、というふうに、自分の言葉で終わりを決める。長い手順を足すより、この一行のほうが効きます。そして、出てきたものを見て、足りないところを書き足し、もう一度渡す。この往復を二、三回まわすと、細かく指示を書き足すより早く形になります。残るのは「完了の線を書いた依頼文」一本です。それは今日の道具にも、来月の道具にも、そのまま使えます。

更新の数は毎週変わりますが、渡し方はそれほど変わりません。今週はそちらに一行足すくらいで、ちょうどよいと考えています。

QAILaboratory

代表 鳴海貴慶

HP https://qailaboratory.narumitakayoshi.com

ブログ https://www.narumitakayoshi.com/blog/

LinkedIn https://www.linkedin.com/in/takayoshi-narumi-9869a527a/

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