QAILaboratory|「まずこの画面から入れてください」と説明している日に
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週は、何を作ったかより、どこで受け取ることにしたか、のほうを見ています。Instacartが、買い物を代行するAIアシスタントClementineを出しました。同社の説明では、利用者が送ったテキストメッセージ、または撮影した買い物リストの写真から、そのままカートを組み立てます。海外の事例というと、同じ機能を自社でも作れるかどうかを考えたくなります。ただ、この例で変わったのは機能ではなく、受け取る場所のほうです。利用者は、いつもの書き方のまま送っています。■ 真似るのは仕組みの大きさではなく、受け取る場所のほう目を留めておくとよいのは、入口の位置です。相手がすでに使っている形式、たとえば手書きのメモの写真や、いつも来る短い文面を、そのまま受け口にする。こちらの都合で作った入力欄に相手を連れてくる必要がなくなります。この置き方は、失敗し...
QAILaboratory|値段の下がり方より、何回作るかのほうを見ています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週は、道具の値段が下がったことより、その仕事を何回作るのか、のほうを先に見ています。DeepSeekが、モデルの中身の数値まで誰でも入手できる形にしたV4.1-Flashを出しました。同社の発表では、価格は、AIが読み書きする文字のかたまり(トークン)100万個あたり0.15ドルと0.60ドルで、上位のV4-Proのおよそ4分の1の単価にあたります。第三者の評価機関Artificial Analysisの総合指数では40点で、最上位の一群には届いていないとされています。値段が下がったなら、乗り換えたほうが得だ。そう見えるところですが、月額の差より先に効いてくるのは、いま自分がやっている仕事を移し替えるのにかかる時間のほうです。■ 道具に慣れる時間は、繰り返し作るものにだけ払う目を留めておくとよいのは、価格そのものより、その仕事を月に...
QAILaboratory|AIの使い方を、外に一言で言える形にしておく
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週は新しい発表そのものより、AIを使っていることを外の人にどう言うか、のほうを見ています。NBC News と Decision Desk が米国の成人7,105人に聞いた調査で、70%がAIについて「わくわくするより不安だ」と答えました。同じ調査で、AIを「とても頻繁に」または「ときどき」使う人は52%と、2025年6月から6ポイント増えています。一方、AIが出した情報を「ほとんど常に」信頼すると答えたのは18%でした。使う人が増えているのだから、いちいち説明しなくても伝わる。そう思いたくなるところですが、この二つの数字は別々に動いています。使う量が増えた分だけ、信頼が増えているわけではありません。■ 使っているかどうかより、どこまで使ったかを言えるかが先に問われる目を留めておくとよいのは、「AIを使っているか」ではなく「どこまで...
QAI Laboratory