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現場視点で読み解く、生成AI×品質技術×業務最適化の実践知。AIの情報が多すぎる中で「今週どれを追い、どれは追わなくていいか」を、鳴海の視点でお届けします。生成AIを実務に活かしたい方へ。 毎週の配信: 月:AI全般 ― 今週の注目の動き 水:AIツール ― いま試す価値のあるもの 金:海外企業のAI活用 ― 事例と自社への活かし方 日:物語 ― 現場の一場面を描いた読み物
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QAILaboratory|AIが関わったかどうかは、後から分かる側に動いています
おはようございます。、QAILaboratoryの鳴海です。 先日、Anthropicが、今後のClaudeモデルが生成する文章に「透かし」を入れる方針と、その仕組みを公開しました。 文字や記号を文章に埋め込むのではありません。文章を生成するとき、同じくらい自然な候補の中からどの語を選ぶか。その選び方に、鍵を使って検出可能なパターンを残します。 この話を見て、検索順位に響くのではないか、AIを使ったことが知られてしまうのではないか、と身構えた方もいるかもしれません。 ただ、この透かしだけで分かることは、かなり限られています。 分かるのは、「Claudeがこの文章に関わった可能性」です。誰...
Aug 24, 2026
QAILaboratory|「もう外に出していいか」で、手が止まる夜に
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、Spotifyが社内向けに作っていたAIコーディングエージェント管理ツール「Xirp」を一般公開しました。1,300人を超える社内エンジニアが実際に使い、3万6,000件を超えるエージェントのセッションを処理した実績を経ての公開です。同社は以前にも、社内ツール「Backstage」を2020年にオープンソース化し、業界標準に育てた実績があります。こういう記事を読むと、真似したくなるのは公開のタイミングや機能の作り込みのほうだと思います。でも私が見ているのは、そこではありません。■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ目を留めておくと...
Aug 20, 2026
QAILaboratory|8/22(土)AIの困りごと雑談会、まだ少し余裕があります
先日ご案内した、8月22日(土)の「AIの困りごと雑談会」ですが、まだ少しご参加いただけます。 最近AIを使っていて、 「それらしいものはできるけれど、自分の思った通りにはならない」「何度直しても、思っていたものと少し違う」「うまくいかないけれど、何が原因なのか分からない」 そんなことがあれば、そのまま持ってきてください。 講義ではなく、皆さんのお話を聞きながら、何が引っかかっているのかを一緒に整理し、次に試せる一手を考える時間です。 8月22日(土)15:00〜Zoom開催/参加費無料 ご興味があれば、このメールに「参加したい」と返信してください。Zoomのご案内をお送りします。 Q...
Aug 20, 2026
QAILaboratory|AIの自動承認をめぐる比較は、ほとんど様子見でいいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、AnthropicはコーディングAI「Claude Code」の「Auto Mode」を、8月14日からPro・Max・Teamのユーザー向けにデフォルトで有効にすると発表しました。これまで一つひとつの操作ごとに人の承認を求めていた仕組みを、破壊的・不可逆な操作だけを自動でブロックする分類器に置き換えるものです。有償ユーザー1,053人での試験では、危険な操作の検知率が人によるレビューの13.6%から89%に上がったと説明しています。こういう発表を見ると、AIにどこまで任せてよいのか不安になる方もいると思います。ただ今回の変更は、任...
Aug 19, 2026
8月22日、AIと仕事の小さな整理会を開きます
いつもQAILaboratoryの記録を受け取ってくださり、ありがとうございます。 今回は、文章ではなく、直接お話しできる小さな場のお知らせです。 最近、AIを使って文章や資料を作ったり、調べものをしたりする場面が増えました。 以前より早く形にできるようになった一方で、 「それらしいけれど、自分が言いたかったこととは少し違う」 「何度直しても、結局かなり自分で手を入れている」 ということもあります。 こういうとき、頼み方を増やす前に、 何を作りたいのか どこに違和感があるのか 何をもって「これでいい」とするのか を一度整理すると、次に試すことが見えやすくなります。 そこで、8月22日...
Aug 17, 2026
QAILaboratory|AIに任せる前に、基準を用意しておく動きが広がり始めています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、OpenAIは自社の未公開モデル「Astra」を、初めて「critical」水準のサイバー能力を持つと認定したと発表しました。人の手を借りずにゼロデイの脆弱性を作れる域に達したとして、モデルの重みをロックし、一部の内部作業を止めています。CEOのSam Altman氏は、より広い展開には「もう少し時間が必要」だと述べました。こういう発表を見ると、AIが手に負えなくなってきた、と感じる方もいると思います。私はむしろ逆に見ています。今回起きたのは暴走ではなく、あらかじめ用意していた基準に触れたので止めた、と見ています。止まったこと自体は...
Aug 16, 2026
QAILaboratory|真似したいのは、成果のほうでしょうか
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、HeyGenの共同創業者が、育児休業のあいだ顧客対応を自分のAIクローンに任せた8週間の記録を公開しました。2,741件の見込み客と通話し、132件が有料顧客になり、約300万ドル規模の商談が37件開いています。同じ期間に、存在しない4,800ドルのプランを創作して提示した例や、社内向けの対応メモをそのまま顧客にメールで送った例も起きていました。こういう記事を読むと、目が行くのは前半の数字のほうです。うちでも同じことができるだろうか、と考えたくなります。ただ、真似できる部分と真似できない部分は、はっきり分かれていると思っています。数...
Aug 13, 2026
QAILaboratory|長く走らせる前に、止める合図のほうを決める
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、Alibabaが公開したQwen3.8-Maxは、16日間かけて自律的にコマンドラインツールを作り上げたと説明されています。同じ週にMetaが出したターミナル型のMuse Codeは、最大24時間連続で走り続ける設計です。どちらも「どれだけ長く一人で走れるか」を前面に置いた発表でした。こういう数字が並ぶと、長く走れる道具ほど優れていて、早く入れないと差がつく、と読んでしまいがちです。ただ、同じ週には逆向きの動きも出ています。OpenAIはGPT-5.6 Solに、どこまで深く考えさせるかを使う側が決めるスライダーを付けました。Met...
Aug 13, 2026
QAILaboratory|AIの答えを前に、確かめ方が決まっていない日に
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、OpenAIは未公開のモデル「Astra」が、30年近く動いていなかったものを含む数学と計算機科学の難問10件を解いたと発表しました。証明はすべてLeanという証明支援系で形式検証されており、成功した実行分のトークン費用は合計でおよそ2,000ドルだったと説明しています。こうした知らせを見ると、専門家の判断そのものが機械に置き換わり始めたように感じられます。逆に、数学の話は自分の仕事とは縁のない世界だと片付けたくもなります。どちらも少し違うと思っています。今回いちばん効いたのは、モデルの賢さよりも、出てきた答えが正しいかどうかを人が...
Aug 09, 2026
今週、こんなものを書きました|AIと、ことばと、音楽
こんにちは。鳴海です。 今週、こんなものを書きました。   ■ 言葉から生まれた、九つの光景——『響くことばの絵本 六月』 雅さんの「響くことば」から生まれた九つの解説アートを、六月の絵本として一冊にまとめました。 https://www.narumitakayoshi.com/blog/hibiku-kotoba-picture-book-june-2026   ■ 四十枚を並べて、プロンプトの温度が見えました 約四十枚の作品比較から、避けたいことより先に「何を成立させたいか」をAIへ渡す大切さを見直しました。 https://www.narumitakayoshi.com/blog/...
Aug 09, 2026
QAILaboratory|「壊れたらどうするんですか」
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。火曜の朝、設計事務所を営む経営者は、顧問税理士の前で湯呑みを両手で包んだまま、しばらく黙っていた。「同業の何社かは、もう使い始めているみたいで。うちも、そろそろと思うんですが」。声が少し震えていた。税理士のデスクには、経営者が持ち込んだ新聞の切り抜きが広げてあった。大手のAIが軒並み値下げしたという見出しが、三つ並んでいる。土曜の夜、これを読んでから、経営者はほとんど眠れていなかった。今この値段のうちに始めるべきなのか、それとも様子を見るべきなのか、答えの出ない自問を繰り返していた。「何が一番、怖いんですか」。税理士が聞いた。「壊れたらど...
Aug 07, 2026
QAILaboratory|海外の規模比べは、真似しなくていいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、中国のMoonshot AIが、パラメータ数2.8兆という史上最大のオープンウェイトモデル「Kimi K3」を公開しました。Hugging Face上で重みと技術レポートが公開され、モデルを動かすための主要な部品の一部までオープンなライセンスで提供されています。米国側はMoonshotが米国のモデルの出力を学習に流用してK3を構築したと非難し、中国側はこれを否定しています。パラメータ数が大きいというニュースを見ると、自分たちも規模で後れを取っているのではないか、海外の大きな動きに合わせなければいけないのではないか、という気持ちになり...
Aug 06, 2026
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