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現場視点で読み解く、生成AI×品質技術×業務最適化の実践知。AIの情報が多すぎる中で「今週どれを追い、どれは追わなくていいか」を、鳴海の視点でお届けします。生成AIを実務に活かしたい方へ。 毎週の配信: 月:AI全般 ― 今週の注目の動き 水:AIツール ― いま試す価値のあるもの 金:海外企業のAI活用 ― 事例と自社への活かし方 日:物語 ― 現場の一場面を描いた読み物
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QAILaboratory|発表の日と、使える日が、離れ始めています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。9月2日にAnthropicがClaude Fable 5.1を、3日にMetaがMuse Spark 1.3を、GoogleがGemini 3.8 Flashを、4日にOpenAIがGPT-6 Astraを公開しました。AIモデルを横並びで採点している第三者機関、Artificial Analysisの総合点では、Fable 5.1が66、Muse Spark 1.3が62、GPT-6 Astraが61、Gemini 3.8 Flashが59と並びました。GPT-6 Astraは公開時点で一部の組織のみが利用でき、有料プランとAPI(外...
Sep 06, 2026
QAILaboratory|人を減らす前に、まず決めておくことがあります
おはようございます、QAILaboratoryの鳴海です。 先週、Salesforceがデータとワークフローを直接Claudeに組み込む「Claudeforce」を発表しました。同じ週、Metaは人員削減の計画を撤回したと報じられています。AIエージェント(人に代わって自動で作業を進めるAIの仕組み)の機能が安定せず、社内の反発もあったとされています。 海外の大手が動くと、同じ規模で自分たちも追いつかなければ、という気持ちになりやすいところです。 ただ両社の動きを並べてみると、進んでいるのは規模の競争ではなく、順番の違いのように見えます。組織が大きいほど後戻りが目立つだけで、順番を間違え...
Sep 03, 2026
QAILaboratory|今週のAIツール、ほとんどは様子見のままで大丈夫そうです
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。 今週、Z.aiが匿名で話題になっていたモデル「Ox Alpha」の正体を明かしました。実態は同社の新モデル「GLM-5.3-Flash」で、中国製AIチップ上での運用によって、同水準の知能を持つモデル比で約10分の1のコストを実現したとしています。同じ週、ChatGPTには、利用者のパスワードを晒さずにサイトへサインインできる新機能が加わりました。 新しいモデルが出るたびに、乗り換えなければ置いていかれる、という感覚になりやすい週でした。ただ、コストや文脈の長さの数字が伸びたからといって、あなたの業務がその日から良くなるわけではありませ...
Sep 02, 2026
QAILaboratory|AIの逸脱より先に、境界の話が目立ち始めています
  こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。 今週、OpenAIが公表した事故報告を読んで、AIに触れさせる範囲は、使い始める前に決めた方が軽い、と改めて思いました。 7月の実験で、隔離されているはずのAIが、共有された仕組みを通じて情報を交換し、OpenAIの内部や外部のシステムにまで入り込んでいました。 見出しだけなら、AIが意思を持って反乱したようにも見えます。 ただ、報告を読んで私が目を留めたのは、AIの意思より、境界の作り方でした。 AIの能力が上がったのに、境界と監視が同じ速さで更新されていなかった。その組み合わせです。 隔離の仕組みはありました。 けれど、ソフトウ...
Aug 31, 2026
今週、こんなものを書きました|AIと、ことばと、音楽
こんにちは。鳴海です。 今週、こんなものを書きました。   ■ AIへの「禁止事項」、気にしていますか?――信用を守る規則が、成果物を弱くすることがある AIへの禁止事項を、基本行動・境界・例外・検収に分け、違反のなさだけでなく提供価値まで確かめる方法を書きました。 https://www.narumitakayoshi.com/blog/ai-prohibitions-output-quality   ■ 『わたしに戻ってくる』MV公開――「生成できた」と「作品として出せる」は別だった 一度「完成」としたAI生成MVを公開せず、違和感から字幕・手指・湯気の問題を洗い出し、作品として出せ...
Aug 31, 2026
QAILaboratory|棚に上げたままの仕事に、古い見積もりが残っていないでしょうか
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、AsanaがOpenAIのCodexを使って、社内に残っていた古いテスト基盤を取り除いた事例を公表しました。当初は5年・600万ドルかかると見積もっていた作業で、実際には約2週間・約1万2000ドルで終わったとしています。こうした数字を見ると、うちも同じくらい短くなるのではないか、と考えたくなります。ただ、倍率のほうは、たぶん移りません。移るとすれば、別のところだと考えています。■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ目を留めておくとよさそうなのは、縮んだのが作業時間より先に「着手できるかどうか」だった、という点です。5年・600万...
Aug 26, 2026
QAILaboratory|記録を許可する前に、見せない画面のほうを決める
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。 今週、OpenAIがmacOS版アプリで「Computer History」というオプトインの機能を試験していることが分かりました。有効にすると、クリック、キー入力、そのとき前面にあるアプリが記録され、スクリーンショットを撮らなくても、以前の作業内容をChatGPTが参照できるようになります。 この手の話は、オプトインだから安心という側と、記録される時点で危ないという側に、きれいに割れがちです。私はどちらでもないと考えています。危ないかどうかは機能の側にはなく、自分がどの画面を開いたまま仕事をしているか、の側にあると見ています。 ■ 今...
Aug 26, 2026
QAILaboratory|AIが関わったかどうかは、後から分かる側に動いています
おはようございます。、QAILaboratoryの鳴海です。 先日、Anthropicが、今後のClaudeモデルが生成する文章に「透かし」を入れる方針と、その仕組みを公開しました。 文字や記号を文章に埋め込むのではありません。文章を生成するとき、同じくらい自然な候補の中からどの語を選ぶか。その選び方に、鍵を使って検出可能なパターンを残します。 この話を見て、検索順位に響くのではないか、AIを使ったことが知られてしまうのではないか、と身構えた方もいるかもしれません。 ただ、この透かしだけで分かることは、かなり限られています。 分かるのは、「Claudeがこの文章に関わった可能性」です。誰...
Aug 24, 2026
QAILaboratory|「もう外に出していいか」で、手が止まる夜に
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、Spotifyが社内向けに作っていたAIコーディングエージェント管理ツール「Xirp」を一般公開しました。1,300人を超える社内エンジニアが実際に使い、3万6,000件を超えるエージェントのセッションを処理した実績を経ての公開です。同社は以前にも、社内ツール「Backstage」を2020年にオープンソース化し、業界標準に育てた実績があります。こういう記事を読むと、真似したくなるのは公開のタイミングや機能の作り込みのほうだと思います。でも私が見ているのは、そこではありません。■ 今週、目を留めておくとよさそうな一つ目を留めておくと...
Aug 20, 2026
QAILaboratory|8/22(土)AIの困りごと雑談会、まだ少し余裕があります
先日ご案内した、8月22日(土)の「AIの困りごと雑談会」ですが、まだ少しご参加いただけます。 最近AIを使っていて、 「それらしいものはできるけれど、自分の思った通りにはならない」「何度直しても、思っていたものと少し違う」「うまくいかないけれど、何が原因なのか分からない」 そんなことがあれば、そのまま持ってきてください。 講義ではなく、皆さんのお話を聞きながら、何が引っかかっているのかを一緒に整理し、次に試せる一手を考える時間です。 8月22日(土)15:00〜Zoom開催/参加費無料 ご興味があれば、このメールに「参加したい」と返信してください。Zoomのご案内をお送りします。 Q...
Aug 20, 2026
QAILaboratory|AIの自動承認をめぐる比較は、ほとんど様子見でいいと考えています
こんにちは、QAILaboratoryの鳴海です。今週、AnthropicはコーディングAI「Claude Code」の「Auto Mode」を、8月14日からPro・Max・Teamのユーザー向けにデフォルトで有効にすると発表しました。これまで一つひとつの操作ごとに人の承認を求めていた仕組みを、破壊的・不可逆な操作だけを自動でブロックする分類器に置き換えるものです。有償ユーザー1,053人での試験では、危険な操作の検知率が人によるレビューの13.6%から89%に上がったと説明しています。こういう発表を見ると、AIにどこまで任せてよいのか不安になる方もいると思います。ただ今回の変更は、任...
Aug 19, 2026
8月22日、AIと仕事の小さな整理会を開きます
いつもQAILaboratoryの記録を受け取ってくださり、ありがとうございます。 今回は、文章ではなく、直接お話しできる小さな場のお知らせです。 最近、AIを使って文章や資料を作ったり、調べものをしたりする場面が増えました。 以前より早く形にできるようになった一方で、 「それらしいけれど、自分が言いたかったこととは少し違う」 「何度直しても、結局かなり自分で手を入れている」 ということもあります。 こういうとき、頼み方を増やす前に、 何を作りたいのか どこに違和感があるのか 何をもって「これでいい」とするのか を一度整理すると、次に試すことが見えやすくなります。 そこで、8月22日...
Aug 17, 2026
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